夏を快適にするリフォーム

夏を快適にするリフォーム

皆さんこんにちは。

株式会社ハルプランニングの春名です。

本日から「リフォームで夏を快適に過ごす方法」シリーズを

進めていきたいと思います。

日本の夏は暑く、7、8月にかけては冷房を活用しなければ、

熱中症の危険性も非常に高まります。

総務省消防庁の調べによると、2021年7月現在、

約15000人もの人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されています。

躊躇うことなく冷房を活用し、暑い夏を乗り切りましょう!

又、脱水症状で倒れてしまう人も増えてきています。

「喉が渇いていると思った時には手遅れだ!」

とも言われていますので、こまめにたくさん水分を補給すると共に、

ミネラル補給の為に、塩分もしっかり摂ってくださいね!

家の中で起こる熱中症

さて、夏の暑さといえば何を連想するでしょうか?

意見が分かれると思いますが、一番は暑さの原因である太陽ではないでしょうか?

照り付ける真っ赤な太陽の下を歩くだけで、頭がボーっとしますよね(笑)

太陽による直射日光が人体に直接影響を与えるケースが

ほとんどだと思われるかもしれません。

しかし、約40%の人が室内で熱中症を発症しているのです。

屋内だからと言って侮ることはできませんね…

様々な原因が考えられますが、リフォームという観点から住宅の熱中症対策に

フォーカスを当てていくことにしましょう。

※マンションにお住いの方には少し関係のない話になりますが、是非最後までお読みください。

まず、家で太陽の被害に遭うのは屋根です。

夏場、屋根の作業をしていると、靴底が溶けたりする話は有名ですが、

夏の屋根の表面温度はなんと約50~80℃!!

そりゃ暑いですよね(笑) 職人さんには感謝の言葉でいっぱいです。

炎天下に晒されたマンホールで火傷したことがある人もいると思いますが、

それくらいの温度の上で作業するのはとても大変ですね。

屋根を襲う直射日光

暑くなる原因を疑われやすい屋根の材料ですが、イメージとして

「金属屋根の家は暑そう」

「瓦の家は涼しそう」

と、思われるかもしれませんが

あるメーカーの調べによると、屋根材の違いによる温度の変化はほとんど見られないようです。

スレート屋根、瓦屋根、金属屋根の温度差はいずれも僅かなものだそうです。

その熱をどこにも逃がすことができず、屋内に入れてしまうと、

エアコンが効きにくかったり、夜もずっと暑く寝苦しい等、様々な悪影響が出てきます。

※これら悪影響の対策は別の回で詳しくお話します。

どの屋根材にしても、非常に高い温度になることは避けられないとなると、

このまま、我慢して夏を乗り切らなければならないのでしょうか?

熱を発生させる原因は?

屋根材にケチをつけられないとなると、新たな犯人を捜さなくてはなりません。

間違いなく太陽です。しかしあまりにも漠然としています。

太陽から発せられているのは、紫外線かな?

暑さの原因○○とは…

実は赤外線なんです。

赤外線といえば日常に密接に関係していますよね。

カメラ、リモコン、センサーなど多岐にわたります。

そんな生活の味方、赤外線が犯人とはにわかに信じがたいですね。

実は太陽光の中で最も熱エネルギーに変わりやすいのが赤外線なんです。

赤外線の光は物体に当たって吸収されると、分子振動が起こって熱エネルギーに

変換されてしまいます。

裏を返せばこの分子振動を抑制させることができれば、熱エネルギーの発生も抑えられるということです。

そこで紹介したいのが遮熱塗料です。

様々なメーカーが遮熱塗料を販売していますが、弊社がよく利用しているのは、

関西ペイントのALES COOL (アレスクール)です。

遮熱塗料アレスクールの魅力

W BLOCK効果による遮熱効果

アレスクールはトップコート(上塗り)のみならず、プライマー(下塗り)にも

赤外線を反射させる特殊顔料を配合しています。

上塗り部分では捉えきれなかった一部の赤外線も下塗り塗装がカバーすることで、

屋根の温度上昇を抑制します。

二重の網で赤外線をシャットアウトできるという事ですね!

 

省エネ、電気代の負担も軽減!?

※工場でのシュミレーション

室内の温度が下がれば、エアコンの設定温度も下げずに稼働させられるので、

おのずと電気代も少なく済みますし、CO2の排出量もかなり減少して、

地球にも優しい塗料にもなるんですね。

アレスクールの色選びのコツ

アレスクールは約40種類の色からお選びいただけますが、

色の濃い黒色などはあまりお勧めはできません。

遮熱塗料も、色と熱の関係を無視できません。

熱を吸収しやすい黒色に近い色をお選びになると、白色に近い色と比較して、

遮熱効果は下がるという事になります。

「家のデザイン上濃い色でないとダメ!」

など、強いこだわりがあるお客様を除いては、遮熱塗料を塗る際は、

明るい色をお勧めしています。

まとめ

いかがでしたか?

遮熱塗料は夏の暑さから家を守ってくれる優れものです。

「外は熱いから家の中くらい涼しく過ごしたい…」

「エアコンに依存し過ぎの生活を改善したい…」

そんなお客様は外壁、屋根塗装をお考えの際、併せて遮熱塗料の塗装を

検討されてみてはいはいかがでしょうか?

ご拝読ありがとうございました。